■修理車両・・・’90年.GTR−32.RB26 ツインターボ車・R32型 (実作業:94年6月)
■作業内容・・・リアーからの追突にて損傷、リアー左側・アクスルの変形・交換。
リアーフェンダーは大破交換、インナーハウス交換、その他の損傷は鈑金。
追突事故保険での修理。リアー足回りAssy後部の全分解脱着
、etc・・・。
右側面は、ドアー部まで歪みが生じている。
(記載・平成21年4月)
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(13) ちょっと解説ピッチを上げます。
上段の白っぽく写っているのは、2液系のウレタンサフェーサー(下色・錆止め)です。鉄板がムキ出しになった
部分や小傷の部分に塗布します。 グレー色は、カチオン電着塗装を塗装色で表現しています。
こうした塗装表現の手法は、以前より紹介していますが、当然の作業として弊社内では定着した作業です。
右下にある画像を見てください。 車内の塗装ですがここをきちんとしている企業は、果たしてあるでしょうか?
ちゃんと作業処理をしていない、修復歴有りの車両を何度も見てきました。 多くの理由は、内部なので見えなく
なるとか、外部では無いので錆の発生のリスクが無いなどの理由と推測します。
しかし、もっと本音の理由は・・・評価されない作業だからです! だって見えないも!・・・それでいいの?
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(14) 完成時に近い最終の塗装段階です。 都合上、一部実際の塗装順序とは違う解説順でレポートをしています。
上段の左側で、白黄っぽく写っているのは、2液系のウレタンサフェーサー(下色・錆止め)です。
上段の中央は、 グレー色の、カチオン電着塗装を塗装色で表現しています。
上段の右側は、車体色を適度に塗布(塗装)した完成の状態です。 記録として判りやすいでしょう。
左下にある画像が、塗装完了後にパーツ・配管を装備した終了の画像です。
下段の2枚は、事故修理の目視確認での要となる、トランクとフェンダーの接続部分・仕上げです。
ここのシールング仕上げは、プロの業者さまでも、絶対に見る少ない露出部分です。
こうした部分の仕上げのこだわりと良さは、業界(保険会社のアジャスターさま)のプロの評価を受けた。
このアジャスターさまの個人車両(AMG)も、過去に全塗装や奥様のワーゲンの修理を受け賜りました。
日本中の修理工場を見て、弊社の作業やこだわりに最高(たぶん?)の評価を受けました。
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(15) 仕上げの塗装の行程を見ています。
紙貼りと言われるマスキング作業です。 ここでの行程も良し悪しきの仕上がりに影響します。
塗装もこのように何度かに分けて作業をしています。画像は最終段階の外板パネル塗装です。
この時期に採用していた塗料は、RM製(日本油脂)の2液タイプのウレタン塗料です。
最高のクリアー(仕上げ塗料)です。現在は、2Kタイプの塗料が主流ですが古い塗料でしか
表現が出来ない、車両も有ります。 古いタイプの塗料も使い分けで今でも使用しています。
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(16) 前の行程でも解説した、内装の車内仕上げです。
もう説明はいらないでしょう。 全く見えなくなる部分ですが、しっかり最高の仕上げをしています。
見えない部分です。画像も記録して手抜きはしていません。隠しません。
当たり前の通常作業です。見えない・見えなくなる・評価されない・お金にならない・自己満足・
そんな声が聞こえてきます。 職人よ誠実であれ!己の仕事に自信を持て・自慢しろ。
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(17) いや〜疲れた!
今の時間は早朝の6時頃です。 米国の取引業者とeメールしながら深夜の2時ごろからこれ作ってました。
リアルタイムですが、ほぼこんなレポートを公正しています。
過去の記録から画像を解説していますが、自分達でした作業なので、写真を見ていると記憶が甦ります。
お客さまの個人車両です、事故修理のデーターを出すのに最新画像は、なかなか出せないのが実状です。
許可が取れた案件が有れば、今後の課題としてレポートを作ってみたいと思います。
熟読をありがとうございました。 解説:Hiroはたなか
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