■2012年4月 毎年の開催  -カー ウエストコーストナショナル (4/27-4/29) Part 2

 ・・・ 西海岸最大のZカーショー。毎年開催される、"Z-car WCN 17th" のレポート2 ・・・


   
             

(4) Z32は、米国でも高級スポーツカー(V6エンジン・ツインカム・ツインターボ)に部類し、完成された究極のZでした。
 その完成度と優れたフォルムは、当時手が出せなかった若者の支持を受け、テキサスの「ツインターボネット」に表されるように、
 S30(240Z)とは違ったカスタマイズが、施されて絶対的な人気がある。[ Twin Turbo Net.com ]
 

 Z31(300ZX)系からは、日産50周年を記念して限定生産された、唯一のZが有ります。
 多くのファンを持つ、300ZX50thアニバーサリーです。 1986年頃のプラザ合意以降、急激な円高に進み多くに逆輸入された
 Z達の中に、50thもかなりの台数が帰国しました。 しかし、その多くは現状(販売当時のオリジナル)から遠く離れ、ホイール・

 専用ステレオなど変わってしまい、車体の状態も朽ちた車が多くなっているようです。しかしながら、米国に有る50th
 は、コレクターとして一部が奇跡的なオリジナルで保存されている。 今回、その1台を輸入することになった。


(5) ここに米国のカスタマイズ車両を代表するかのような、Z(S30型)が有ります。
 単にチョイスしたV8エンジンを搭載しただけではなく、このボディーの作り込み・・・・凄い、感服。
 
 日本人や日本の企業にこうした、スーパーZを製作する技が無いことは有りませんが、気になるのが車検の

 取得や有効性でしょうか。 ショーカーとして最強・最高のS30Zと評価し、アメリカ人らしい気質に賞賛を送り
 たいと思います。これぞヤンキー魂。・・・スゥゲ〜ッ!(ルフィーのため息・・)


(6) 展示の車両なかでも多い車両は、S30系のZ達。 同じL型エンジンを持つ、S130系はやや人気薄・・。
 また、多くのカスタマイズ車両もまた、S30の車両に集中しています、もったいない・・・。

 やや見慣れたZ達が減っているかと思いました。程度の良い、ビンテージZなど来ていなかったナ。
 S30やS130など、現地コーチビルダーによるオープンカーも見かける機会が少なくなりました。
 
 整然と一列に並んだ、前開きのボンネットは実に美しい。最終型、S31(280Z)のブラックパール車は、5速車しか有りません。


(7) 次に多かったのが、350Zのようでした。 過度なカスタマイズ車両は殆ど無かったけどエアロパーツやドアーの
 跳ね上げ(バーチカルドアー)など、ドレスアップな車両と見受けました。
 
 これまでに日本国内で多くの”跳ね上げドアー”・・・ガルウイングと呼ばれるこうした機構のドアーを見て来ましたし、
 また、弊社でも日本製品を装着しましたが、構造など特許のからみも有ると思いますが、堅牢で確実な作動をするのは
 米国バーチカルドアー社製か、ドイツLSD社製品が最優秀製品と推奨いたします。

 多分殆どのこうした製品は、米国バーチカルドアー社の製品を模倣・まねしたり手本にして作られていると思います。
 各社共に、基本的作動方法は同じで、そうなると外観も良く似ています。
 ドイツLSD社は高額な製品ですが、独自な機能を持ち他社とは一線を期しています。 流石が世界一の工業国。
 残念ながら米国内では、ほとんど見かける機会がありませんでした。