■修理車両・・・平成7年.Z32.4シーター日本仕様ターボ 走行約12万km ■作業内容・・・板金(大小有り)・モール類の全部交換・バンパー・ボンネットなど中古 パーツを使用して節約。フロントガラスも社外品を採用。 エンジン不調を点検・コンサルチャック(日産デイラーにて)・電装の修理。 中古純正ホイールに交換、色替えの全塗装、etc・・・。(平成19年10月の作業) 当時の純正の状態に近づけることを、主たる目的として車体を復元してイメージを変えてみました。
(6)・・・・少々、画像を割愛・縮小してアップ作業を優先いたしました。 デントでの板金修理や、フロントバンパーやボンネットは、中古パーツを使用しました。 画像には無いのですが、両サイドのサイドシェルも大きな凹みがあり、板金しました。 車両の塗装は、駐車場にあった樹木から落ちる樹液で、シミや色の変色が見受けられました。
(9) 塗料の選択も重要な要素です。当社では、2種類の塗料を使い分けしています。 A社製は、主に日産車への納品・使用されているメーカー製で、日産車の約70%以上に採用されています。 理由は、色の調色・データーが正確で合わせやすいことや、メーカー技術部からのバックアップなどです。 新型GT-Rの特殊色のシルバーもこのメーカー製品・塗料です。 もう1種類も、実は同じA社の製品です。やや古い製品なのですが、発色や古い当時の質感はこれでなくては 微妙な再現が出来なので、状況・要請などに応じて使用しています。 パーツの分解にもこだわります。出来るだけ正確な塗装再現のためには、細かく分解をいたします。 殆ど手間作業となりますが、こうしたこだわりと忠実さが、完成時の評価に繋がります。
(12)基本的に作業・塗装・エンジンチューン・板金修正など、当社内で総ての作業をいたしますが、 一部の専門職は、外部からの熟練工さまへ依頼しています。 自動車ガラスの交換や、デントリペアーなどや、自動車電装会社など含みます。 上記の画像では、Z32のサイドガラスは新品で交換しています。劣化した下側のモール交換 などありますが、位置決めのピンが破損してしまうため、新品交換としました。 以前、試験的に再使用してみましたが、あまり芳しくなかったのでね。 ちなみに、フロントガラスは新品ですが、予算の都合で社外品を採用しました。
(完成と費用) 今回の総費用額は、約120万円(税込み)でした。 完成画像も夕方の納車時だったので しっかりとは撮影していませんでした。 ここでの紹介に使用する予定は無かったのでね。 いずれ後で再撮影をしてアップいたします。 車両は、東京練馬区のAさまでした。 全塗装の基本費用は、60万円です。色替え加算5万円。 (前後バンパーの脱着・分解、ドアミラーやハンドルの脱着・分解、テールランプの脱着、 リアゲートの脱着・分解、ボンネットの脱着、Tーバールーフの分解、エアクリーナーなど フェンダー脱着、スポイラー脱着、その他有り、材料費、小傷や凹み修理、これらの作業 工賃も、全塗装費用に入っていますので、実質の全塗装費用は、35万円位です。) 中古バンパーが、2万円。新古ホイール、5万円。 中古のボンネットが、2万5千円。 中古のドアミラーが6千円。 社外製のフロントガラスは、5万5千円。両サイドガラスは、44200円(左右で)。 モール類一式やカウルトップ・ストライプなどの部品代が、約75000円。 板金・デントリペアーなど車体の修理費用が、約15万円。 エンジンの点検・修理費用が、約3万5千円などでした。(平成19年10月の作業) 作業画像の工賃など、日頃から良くお問い合わせをいただきます。参考になりましたでしょうか。 こうした作業画像は、創業以来からずっと続けていました。以前はプリントでしたが、現在はCD へ焼き付けしてお渡ししています。各自が1台ずつカメラを保有しています。 (2008年3月Hiro記)