<解説> ・・・ 後半は、Z32のタイミング・ベルト交換の中で、推奨する付帯作業や 交換パーツなどを紹介いたします。
写真11 : 小ホースの交換時に使用する、固定バンドは再使用も可能 ですが、熱劣化しているので交換が推奨です。 アルミ製のパイプは、腐食が有ったので除去しましたが、凸凹 が生じているので、液体ガスケットを併用してください。 こうしたパーツ以外にも、推奨の付帯作業としては、タイベル・ カバーの裏側洗浄や、脱着したラジエターも高圧洗浄をいたし ます。 当然のことですが、省略する企業も多いとは思います。 ラジエターの新品交換も推奨事項です。
写真12 : 今回は施工をしていませんが、4本のカム・オイルシールの 交換も推奨の案件です。 (別費用となります。) しかし、この案件はタイベル交換時に推奨では有りますが、 サービスマニアルでは、カムギアーの固定締め付けトルクを 作業するのには、カムカバーを脱着して施工しなければ出来 ません。 でも、カムカバー脱着しないでの作業は可能です。 今回の車両では、施工していませんが、過去に当社でカム オイルシールは、何度も交換しています。
写真13 : 別の車両・Z32ですが、カムオイルシールの交換を紹介 いたします。 (その他も、数件の別のZ32の事案です。) インテーク側のカムギアーの内部は、可変スプロケットに なっている複雑な機構パーツなので、ギアオイルシールや スプリングなど精密部品で構成されています。 画像は各カムのオイルシール・4ヶ所の交換をしています。
写真16 : その他にも、2回目となるとターボ車でしたが、エアーホース の裂けも有りました。 経年劣化による硬化で、柔軟性が失 なわれ、思わぬ事案も多々発生いたします。 分解・脱着のパーツが多いので、ついでに周辺の回転パーツ も、触感などで軽微な検査をいたします、プロですから。 エアコンのアイドル:プーリーも良く回転異音がいたします。 同じ、関連した周辺パーツなので、交換しました。
写真17 : タイベル交換後には、専用の付属シールに記入します。 今回のベルトは社外品だったので、ベルト交換の記録シール は、在庫の純正品を使って、記録しました。 新・旧の2枚の記録シールを画像に残しました。 Hiro (平成29年8月記) ・・・・・ Parts 2 END ・・・・・・