<解説> ・・・ 後半は、カウルトップの塗装やガラスモールへのサビの転移など、周辺に 広がったサビの除去や実状をお知らせいたします。
写真11 : 洗浄後、周囲を養生(マスキング)して、POR-15を塗布して いきます。 長い筆を使い奥深く塗り込んでいます。 このケミカル剤の良いところは、サビは少々残っていても大丈 夫なことです。 サビも同時に強度となるように、樹脂で包み 込みます。(外気から遮断をする)
写真12 : POR-15は、完全硬化する前ごろに、塗装をいたします。 色合いは、電着カチオン塗装色を調色して塗装しました。 本来、ここは雨水などが流れる通路なので、どうしてもサビ は発生しやすい場所です。 排水は左右に排出口が有り、フェンダーの内側に出るよう になっています。 水路も、排出口も大きな構造物なので、 容易に詰まることは有りませんが、定期的に目視した方が イイかもしれません。
写真15 : この後ですが、ファスナーモールと塗装面が微妙に隣接して いる部分なので、慎重にサビの発生している部位をサンディン グいたしました。 施工は、同じくPOR-15を塗布いたしました。 このケミカル剤 には、ブラック色やシルバー色があるので用途に応じて着色を 選択しています。 (日程が延びてしまった為、現場が忙しく画像が有りません)
写真16 : 一部塗装もしたので、日程が2日ほど延びてしまいました。 ファスナーモール(ブラックとグレイが有り)を交換いたします。 コーナー部位の張りに余裕を持たせて貼るのが、ちょっとした コツです。(グレイのファスナーは製廃です。) ガラスの施工は、専門業者さまへ依頼いたしています。 このあとには、ワイパーモーターやアームリンクなど、固定の ナットを新品に交換して、作動確認いたしました。
写真17 : まだ作業は続きます。 ファスナーモールにはめ込む黒いステンレス製モールは、よく 色が剥がれていますが、過去に弊社で施工していたためか、 問題無く、良い状態でした。 しかし、下側のカウルトップに掛かっていた部分のワイドモール は、サビが転移していて使用が出来ませんでした。 旧塗膜の剥離や下処理など未だ塗装の作業は続きます。
写真20 : ロアーモールも取り付けて、ここの作業をほぼ完了します。 今回の作業はこの後、車検の準備をいたしました。 ガラスの交換が必要な時は、万が一を考えて当日での交換で は無く、2〜3日の作業余裕をみてください。 (平成29年2月記) ・・・・・ Parts 2 END・・・・・・