■2008年9月12〜14日  DATSUN HERITAGE MUSEUM 2008 (9/12-14,2008) Part・1only

・・・ 米国の文化として、全米には多くのミュージアムが存在しています。
  かねてより、友人であるフレッド・ジョーダン氏は、このカルフォニア州内に、NISSANの直営ミュージアムの
  設立を願っていました。 それは企業として必要であり、自動車産業の文化を後世に伝え、また後世に残る
  名車を保存する必要も有ったからです。
  今日この日、フレッドは私財を投じてこのミュージアムを個人で設立しました。この企画に賛同してくれた、
  多くのボートメンバー(協賛者)が、フレッドを支え協力をしてきました。 今日の素晴らしいこの日の為に。
         

Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum

(1) この日は、9月12日でグランドオープニング記念Dayとなります。
 LAXの空港から、約100マイルほど東側へ南下した、Temecula(ティミキュラ)と言う大きな観光地の隣に、
位置する
 Murrieta(ムリエッタ)と言う、高級住宅地に有ります。 
 LAXからは、405HWを南下して、91HWに入り、東側へ真っ直ぐ直進して、15HWに入って南下してください。
 出口は、"Murrieta Hot Springs"と言う名称で出てください。 出たらこの名前のストリートを右折して、ほぼT地路の"
 "JEFFERSON Ave"を左折して南下します。 "DATE ST"の名前のストリートへ出たら、右折して左側に有ります。


 LAXの空港から、約1時間半ぐらいです。 HWの出口、"Murrieta Hot Springs" からは、5分以上10分ぐらいです。
 開館日は、土曜日のみで午前10時から午後の3時までですので、ご来館には時間と曜日を合わせてください。
 住所と電話番号は、上に表示しています。URLも有りますので、確認してください。
        http://www.datsunheritagemuseum.com/

 入館に費用はかかりませんが、是非ここでは、おみやげをご購入してくださいね。
 ここでの運営は、周囲の人々の寄付金などで運営の一端を担っています。おみやげのご購入は、資金となります。
 どうぞ、遠く離れた異国の地ですが、機会がありましたら訪問してください。


Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum

(2) 午前中の9時には訪問していた、我々Shin 吉川氏と私の2名でしたが、もう多くの友人達が来ていました。
 入り口の前の駐車スペースには、2台のGTーRが駐車していました。
 1台のGT-Rは、北米NISSANの広報車で(グレー色)、もう1台のブラックは、ディラーのGT-Rでした。
 このミュージアムの運営責任者は、フレッドで今日のこの日を迎えられたことは、彼にとって人生最大とも言える
 厚い思いと感動に浸っていることでしょう。 分け隔てないよう、忙しく友人達に声をかけて廻っていた。

 ボートメンバーとは、このミュージアムの開設に賛同して協力しあったメンバーのことで、ここCA州内はもちろん
 全米のZクラブのメンバー達も協賛している。 もちろん、日本人も多く協力していてくれた。
 Mr.K(片山 豊)氏はもちろん、240Zのデザイナー松尾氏やMr.Kの現秘書・清水氏、CA上陸時にサポートを
 果たした宇佐見氏らなどであった。


Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum

(3) テープカットの瞬間です。 なにも言うことは有りませんね。
  素晴らしい瞬間に居合わせたことに、感謝しています。ありがとうございました。
  微力ですが、日本のZファンとして、またDATSUNの名称を持った企業の代表として、出来ることを協力
  させていただきます。 フレッドさん、おめでとうございます。

  "Fred Jordan"さんと知り合ったのは、約10年前の3thMSAのイベントでした。
  S130の10thアニバーサリーに、ご夫婦で乗って来た、白髪の白人。 すぐに一眼レフのカメラで写真を
  撮りました。 この時は、彼と会話は交わしませんでしたが、翌年同じ場所で名刺の交換をしました。
  問題はその名刺でした。その年、私は彼に年賀状を送りました・・でも、宛名不明で日本へ戻ってきました。
  さらに翌年に、その年賀状をイベント会場で彼に渡しました、彼には大いに笑われました。 その住所は、
  彼が30年以上前に勤務していた、サンディエゴダットサンの住所だったからです。 まっ、良く考えれば
  気づいたような名刺でしたがね。・・・浅はかな私でした、でもフレッドとの絆は、深くなりました。
  


Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum

(4) テープカットが終わり、感無量のようなフレッドです。
  ボートメンバーの仲間から、労いの言葉をかけてむらい、むせるフレッドおじさんでした。
  失礼ながら、私はフレッドをダディーと呼んでいます。


Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum

(5) 入り口となる、事務所の受付は、ご来場者の名簿帳(台帳)が有りますので、必ず記帳しましょう。
  左側壁には、Shin Yoshikawa氏の構造画が有ります。有名を果たした、レーシングカーのZが、ここで直接
 購入することも可能です。 スペシャルな限定品も有ったと思います。
 その他、ここでしか購入出来ないT−シャツやポロシャツ・帽子など、記念となるようなグッズも楽しく即売され
 ていますよ。

 このミュージアムのロゴは、240Zのデザイナーである、松尾良彦 氏の手によるデザインです。
 その記念プレートには、初代Zのサイドシルエットを描いた、松尾氏によるパネルが飾ってありました。
 また、Mr.K 片山豊・初代北米日産社長からも、激励とメンバー達に感謝のコメットを寄せて頂きました。


Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum
Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum
240Z Z32 300ZX Last Production Z Z32 300ZX Last Production Z
Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum Datsun Heritage Museum
(6) 館内に入ってみましょう。
  ここの殆どの車両は、個人の所有物ですが、限定車や今では見ることが出来ない、DATSUNの幻のカート
  も有りました。もっとも初めて見ましたがね。

  多くは、CA州在住のZクラブメンバー達のコレクションや、Z系の企業家からの預かり車やコレクションです。
  こうして協力してくれる友人達との会合が、楽しいZライフやDATSUNを愛してくれた、米国人達と、この
  グランドオープニングの時間を、共に共有出来たことは、私の誇りであり皆さんと同じ喜びでした。
  
  コレクションの内容や解説などは、次回の機会に紹介させていただきます。

(7) このオープニングで、正式に紹介させていただきます、宇佐見様ご夫妻をスポットしてみました。
  約40年近く前、日産自動車の海外派遣駐在員として、片山氏より先にニューヨークへ渡米して、現地のリサーチ
  をしていた宇佐見氏は、カルフォルニア州に日産の最初の現地法人が設立したとき、ニューヨークから戻り、当時
  の片山社長の右腕として、事業をサポートしてきた重要人物です。 何度かお会いはしていたのですが、今回正式
  にご紹介をさせていただきました。 こうした機会にご尽力頂きました、吉川先生にもあらためて厚くお礼申し上げます。

  お疲れのフレッドさんに、ようやく"イワヤ"の音の出る、280ZX・IMSA仕様1/43をプレゼントすることが出来ました。
  このミニカーは、米国の方々には大変人気なスケールモデルです。
  いつも優しく接してくれる、ジョニーさんもお元気で、彼女の240Zも美しく健康な状態でした。いつまでもお元気で。


(8) 今日のグランドオープニングを迎えられた事は、フレッドさんを初めとする総ての人々の協力と、熱意による
  ものと思います。ボートメンバーに祝福有れ。
  私も、今日のこの良き日に参加出来たことを、周囲の人々や会社の皆さんに感謝いたします。
  記念のサインをメンバーの皆さんから、頂ました。資料やカレンダーを提供してくれた"Zプロジェクト東京"の
  米山会長さんにもお礼を込めて、記念の本にサインをしていただきました。

                                               (Hiro 記 9月12日2008年)